マサチューセッツ州では、アメリカ全土とは異なった車の保険契約の方式があります。保険契約は15のレベルに分かれています。免許取り立ての初心者はレベル15での契約となり、一番高い掛け金を取られます（保険内容によりますが年間約16万程度）。しかし、過去六年間以上の無事故無違反を証明できると非常に安くなります。免許取得後6年以上で無事故無違反の人は、日本の自動車安全運転センターが発行する英文の「無事故・無違反証明書」がもらえます。これがあると、初年度契約としては最も良い条件（レベル9）で契約ができます（保険内容によりますが約10万程度）。
　もし、あなたが、駐車違反や安全ベルトなどの違反でつかまってしまった経験がある場合は無事故・無違反証明書はもらえません。その代わり、過去3または5年間の英文の「運転記録証明書」がもらえます。私たちは駐車違反とシートベルトでつかまった経験がありましたので、無事故無違反証明が貰えずに、過去五年間の運転記録証明書を両親に送ってもらいました。これにより、過去5年間に大きな事故や危険な違反をしていないことが証明できましたので、レベル10で契約することができました（証明書が何も無いレベル15だと16万円程度のところが、レベル10だったので11万円程度になった）。契約の時には運転する人全員の証明書が必要なので、妻と私で二人分必要でしたからお忘れなく（一人でも二人でも値段は変わらないけど、契約条件は低いレベルの人の条件になる）。あと、現在契約している保険会社に頼むと、過去6年間の無事故証明書を英語で用意してくれまるハズです。無事故無違反証明書がもらえない人は、保険会社から過去6年の証明書を貰っておけばレベル９で契約できると思います（妻が保険会社を転々としてしまったので、私たちは無理でしたけど）。以上の書類は、発行に1から2週間程度かかるようですから、早めに準備しておくと良いでしょう。（注；この書類が間に合わなくても、とりあえず契約しておいて、届きしだい保険会社に郵送すれば大丈夫ですから、間に合わなくても車は買えます）。
　自動車安全運転センター発行の書類の取り寄せ方についての詳しい方法は以下のボックスに示しますので参考にしてください。（色の文字をクリックすれば当然リンクに行けるようにしてあります！）
注意！・・・無事故無違反証明は英語版を頼むと、日本語版と英語版がいっしょに送られてくるらしいのですが、保険会社によっては日本語版も英語版も両方の提出を要求する場合があるようですから、両方とも用意しておいた方が無難なようです。

保険の条件（住所・車種・走行距離・運転暦・補償金額）により、値段などは大きく変化するわけですが、私どもが知る一般的なものを例に紹介します。保険は大きく強制保険と任意保険があり、合計して１２項目の契約事項があります。

　車の購入法でも述べましたが、指定されたガソリンスタンドにて一週間以内に車体や装備品に付いてチェックをしてもらいます。これをCheck Pointと言い、もらった書類の一枚を保険代理店に郵送するかＦａｘして下さい。これを怠ると７番と９番の補償がキャンセルされてしまいます。